広島市安佐南区西原にある島本農園では、
父の代から受け継いできたパセリ栽培をさらに発展させ、
家庭に届けたいという思いから
自宅で種を採り、交配を重ねながら約4〜5年の歳月をかけて
「パセリっ子」というブランドを立ち上げました。
縮みの細かい葉と柔らかな食感、そしてほんのり甘みが感じられるのが特徴です。
苦みやクセが少なく、食べやすい点も評価されています。
栽培で最も重視しているのは「土づくり」です。
1アールあたり約250kgの牛糞堆肥を投入し、アミノ酸を多く含む肥料や菜種油かす、牡蠣殻など有機質を豊富に加えています。
こうした土壌改良が、口当たりの良さや生でも食べられる甘みを生む重要な要素となっています。
また、栽培サイクルとして、自家採種から栽培・収穫まで一貫して管理することで、
品質を安定させています。
「パセリっ子」はそのままサラダとして生で楽しむのが最も適していますが、
天ぷらやおひたし、少し茹でてしゃぶしゃぶ風にしてごまだれで食べる方法もおすすめです。
生産者の島本さんの好きな食べ方は生のままマヨネーズと七味唐辛子で
あたりめのような感覚で食べること、ビールなどのおつまみに最適です。
口当たりが良く、ほんのり甘みがあるため、料理のアクセントとしても
幅広く活用できます。
島本農園では、さらに生産量を増やし、スーパーの棚に常時並ぶ定番商品にすることを目指しています。現在はイズミゆめテラス祇園店で販売中です。
安心・安全な土づくりを継続しつつ、家庭で手軽に楽しめる「食べるパセリ」を届ける取り組みを進めています。今後も栽培技術を磨き、より多くの消費者に品質の高いパセリを提供していく予定です。